今回は、釣果報告ではなく、これから初めてクロダイ釣りをしたいと思っている方のために最低限揃えておかないといけない道具を通販のAmazonで揃えようとしたときに、いくらくらいで揃えられるのかを試してみようと思います。
以前のブログでもちょっと書いたかもしれませんが、住んでらっしゃる場所によっては近くに釣具屋さんがなかったり、あっても商品が揃っていなかったりで、思うように評判の良い道具やエサなどが手に入らないこともあるかと思い、このような企画を思いつきました。また、初めてクロダイを狙う場合に釣具はどれくらいのものを揃えればよいのか、分からない方もいるかもしれないので。
一応、近くで手に入らない方の為に、Amazonの商品がココから購入できるように商品の画像やタグを貼り付けておきますので、参考にしていただければと思います。
なお、ご紹介するエサや道具は、ブランドなどにこだわらずに、初めてクロダイを狙いに行くときに釣具屋に行ったらどれを購入検討するかという目線で書きたいと思います。
安ければよいというのではないので、最低これくらいのレベルのものならOKだろうと思われるものを、私の主観で選んでみようと思います。
ちなみにクロダイは初めてだけれど釣りは堤防でサビキ釣り程度のご経験があるという前提で、例えば防寒ウエアや帽子、手袋、水汲みバケツや柄杓立て、エサ箱など小道具の一部は対象外とします。人それぞれの好みもありますし、気に入ったものなら特になんでもよいと考えるからです。それと、ピトンなど、あった方がよいけれどなければないでなんとかなるような道具は除いています。
1. 磯バッカン
コマセを入れる容器です。クロダイを狙うのであれば結構な量のコマセが必要なので、最低40cmのフタ付きハードバッカンにし、折り畳み式のバッカンは避けましょう。通常、コマセ柄杓でバッカンからコマセを救ってからバッカンの内側側面で柄杓のスプーンにコマセを押し付け、投げた時にカタマリで狙ったポイントに投げられるようにするのですが、折り畳み式のバッカンだと、グニャグニャして役に立たないからです。フタ付きにするのは、万が一雨が降ってもコマセがドロドロにならないように守るためです。バッカンに関しては、あまり安すぎるものは選ばない方がよいかもしれません。
2. コマセ柄杓
文字通りコマセを撒くための長い柄の付いたヒシャクです。磯場の場合は堤防と異なり、足元だけでなく、自分が立っている場所からある程度離れたところにポイントをつくる場合があるため、あまり短い柄だと遠投が効かないため釣りになりません。ある程度の長さは必要だと思います。私が常用しているコマセ柄杓は75cmで、スプーン部分は、長さ6cm、幅4.5cm(この6cmは75cmの内数です)ですが、使いやすくて気に入っています。柄杓を下に向けて持った時に丁度スプーンの先が地面から5cm位の位置に来るくらいが扱いやすいのかなと感じます。長すぎると、より遠投はできると思いますが、コマセをバッカンからすくう際に長すぎてやり難くなります。
3. 磯竿
竿がないと釣りは始まりませんが、クロダイを楽しく釣るために丁度良いサイズは、私の場合は磯竿の1号だと考えます。2号以上の竿も使えますが、硬すぎて例え釣れても「あー、釣れたか」程度で魚の重さや動きがうまく伝わらず楽しめないので、野生のクロダイとのやりとりを十分楽しむのなら、1号がオススメです。たとえ浅場であっても、クロダイなら50cm超、メジナでも40cm超クラスであれば十分に使用可能ですし、スリリングなやり取りを味わえますよ。腕にやや不安な人は、1.5号くらいがよいかもしれません。1号以下の柔らかい竿だと、一気に根に潜られた時に、それをかわすテクニックが必要だからです。いずれにしても長さは5m以上はあった方がよいです。(1号竿なら1-530などとパッケージに書かれています。)
ちなみに竿はピンキリです。よい竿ほど高価で、10万円ちかくするようなモノもありますが、私はココに重点を置いておらず、「何で釣っても同じ」くらいにしか考えていないので、できるだけ安価(=高価な磯竿との大きな違いは、シナリと重量 !?)な竿を探して使っています。ダイワやシマノの竿は比較的高価なので、オススメは宇崎日新です。
個人的に、コストパフォーマンスが他のメーカーのものより良いと感じるからです。
4. リール
リールもピンキリです。良いものは笑ってしまうくらい高価です。でも心配いりません。安物でも最低限の機能が付いていれば十分楽しめます。同じメーカーの同じシリーズ、同じサイズでも道糸を巻くスプールという部分の深さが深かったり浅かったりで微妙に違うのですが、お好みで結構です。抑えておくポイントとしては、まずサイズですが、私は通常2500番を使用しています。2000番でも問題ないと思いますが。サイズが大きくなるほどそれなりに重くなります。2つ目はスプールの溝の深さです。浅いと巻ける糸の長さが少なくなる気がして溝の深いスプールを私は使っています。そして3つ目は、特に安いリールで十分と考えている方に注意していただきたいのですが、リールの下に逆巻き防止のためのツマミが付いていること。私も初心者の頃何も考えずに安さだけで買ったところ、この逆巻き防止ツマミがなくて使えず、安物買いのなんとやらになってしまった経験があるからです。たぶん付いていないものにはそれなりの理由があるのだとは思いますが、もしそうならどなたか教えてください。
5. 道糸
道糸はたくさん種類があるようで実際は釣りの条件によって選べるものが限られてくるので、そんなに迷うことはないと思います。釣りの条件というのは、浅場で根掛かりが多いようなところなら水面下ギリギリを漂うフローテイングタイプを使うとか、夜釣りであれば大型がいつ掛かっても良いように太めの道糸を使うなどを言います。自分でこれから行く釣り場を想像しながら、こういったことを考えるところから釣行は始まっていると思うと楽しいですよね。ちなみに私は、リール3つを使いまわしていますが、道糸はそれぞれ1.5号、2号、2.5号のフローテイングタイプを巻いています。千葉の房総半島の地磯は、浅い水深の釣り場が多いからです。日中は1.5号、夜は2号か2.5号を気分で選んで使っています。素材は、細かいことにこだわらないようであればナイロンでよいと思います。
今回は、磯バッカン、コマセ柄杓、磯竿、スピニングリール、そして道糸までについて、思うままに書いてみました。書きながら思ったのですが、リールと道糸はAmazonのような通販の方が種類が多いように思いました。
今回見繕ってみた商品のうち、バッカン以外は一昨年頃まで実際に使っていたもので、しかもそれらで実際に40cmオーバーのクロダイやメジナを釣ってきたので、品質面は自信を持ってオススメできます。
次回の第2弾ではウキから小物まで、第3弾では付けエサや配合エサ(配合エサは一部ご紹介済みですが)をご紹介したいと思います。
- つづく -