房総半島でクロダイを釣りたい人のためのブログ

房総半島でクロダイに出会いたい人、集まれ!

釣果報告 内房舟藤堤防横の磯

猛暑とか酷暑とか言われて久しいですが、連日全国的に真夏日が続いていますが、みなさん暑さに負けずに釣りに行っていますか?

 

真夏の釣りは、10年くらい前は今のように連日南からの強風が吹き荒れる日が続くといったことはなく、日が暮れると心地よい南寄りの微風を感じながら満天にキラキラと輝く天然のプラネタリウムを見ながら、のんびりと釣りを楽しめたような記憶があるのですが、最近はどうでしょう。

 

ここ数年、こんなに気分よく釣りができた記憶がなく、夏になると南西風の強風で釣り場を選べず、どこに行こうかと考える間もなく洲崎公園に向かって車を走らせてきました。

 

が、今回はそんな昔を思い出すような、最高にのんびりと真夏の夜釣りを堪能して来ましたのでご報告します。

 

きっかけは、釣りに行く3~4日前ですが、いつも見ているアプリで天気をチェックしていたところ、本当は釣りを予定していなかった仕事休みの日に、最近では珍しいくらいの予報が出ていたのです。

 

潮は小潮で夜釣りとしては夕方から夜中まで潮位は十分。そして天気は晴れ、風は南西風2.5m/s前後というこのところ目にしたことがなかった「微風」といえる予報です。

 

房総半島のクロダイ釣りといえばやはり内房だと思います。外房や南房よりも絶対に個体数が多いと勝手に思い込んでいます。ですので、できるだけ釣りは内房でやりたい。しかし内房の釣り場はほとんどが南の強風に弱い。よって、南の強風の日は南房まで下ってゆきますが、正直なところ、クロダイへの期待はグッと低くなると思っています。

南房はやはりメジナ場が多い印象だからです。(あくまで個人的な印象です)

 

前回行った岩井袋とどちらにするか迷ったのですが、今回は舟藤でマッタリしたい気分でした。

 

釣り場に着いたのは既に17時半近く。陽はかなり傾いて来ていますが、それでもまだ昼の海といった感じです。幸いその日は真夏日の狭間で酷暑が緩んだ日でもあり、気温は日中でも30度くらいまででした。潮位、天気、風、気温、の条件がこれほど整う日は貴重です。翌日が仕事の為、max4時間程度の釣りになりそうなので、とにかく集中して結果を残したいと思いながら準備に入ります。

 

釣り座は、その日は先程書いた通り小潮のため大潮の時のように潮が大きく動かないことから、磯の一番堤防寄りに構えてみました。

 

コマセは、オキアミ3キロブロック解凍に久々の銀狼サナギ風味1袋、激重3分の1です。

 

ここ舟藤堤防横の磯はネンブツダイが異常に多いため、付けエサはオキアミだけでは釣りにならないので、コーンとサナギ、それにネリエサを用意しました。

 

18時半頃に実釣開始です。潮は緩く、海も静か。

 

まずは様子見でオキアミエサから投入。取られます。また投入。また取られます。

 

次にコーンを投入。取られますが、クロダイの気配は感じません。ここのネンブツダイはコーンにも喰ってきます。

 

サナギも投入しますが、こちらは見向きもされないようで、中身の黄色い体液だけスッポリ海中に溶けだして側だけがハリに付いたまま残って来ます。この釣り場では1回だけサナギでクロダイを釣ったことがありますが、通常はまず望み薄で、サナギが当たりエサになることは稀だと思います。

 

この3つを交互に投入して時合いを待ちます。何も起こりません。

夜空がキレイです。ペテルギウスもよく見えます。

 

そのうち、なんとなく海が、釣り初めの頃に比べるとややザワついてき始めました。

いい感じです。たぶん満潮が近づいている頃合いです。

 

20時半、それまで一度も海中に潜るようなアタリがなかったのに、黒い海に浮かぶ赤い電気ウキがススッと海面下に入り一瞬止まったかと思うと、ぐいぐいと潜り始めました。この力強い引き込み方は良型かも。

 

十分に針を呑ませてからエイッとばかりに竿を立てると、みなさんも大好きであろうあのドスンという重みが竿に乗ります。

 

やった~

 

魚は海中で右往左往して暴れたあとすぐに浮いてきたようで軽くなります。

 

あれ? そうでもない大きさかな?

 

一瞬そう思いましたが、すぐにまた暴れ出し、今度は海面直下あたりで魚体を何度も捻って暴れ、針から逃れようとまた右へ、左へ。

 

最初に白い腹が見え、つづいて見えたのが銀鱗です。クロダイでしょう。

コレは結構大きそうだぞ!

 

十分に魚体の重みを楽しんでから余裕をもって玉網に取り込んだのは、46cmの立派なクロダイでした。


f:id:Kokoromachi:20220810234416j:image

よく見ると、ハリは右上唇の端から5mmくらいの所にかろうじて刺さっていました。

 

これは嬉しい。

 

さあ、今日こそはもう1尾追加を狙ってがんばるぞ!

 

と思ってから1時間程すると、潮が全く動かず海面はのっぺりした感じに。こうなるともう竿を出すだけ無駄。立派なクロダイは釣れたし、明日もあるので、納竿としました。

 

今回は、1年に数回しかないくらいコンディションに恵まれて、のんびりゆっくり、マイペースで釣りを楽しむことができました。

 

それにしても南房の洲崎に比べて舟藤からの帰りの運転は本当に楽です。

やはり内房はよいなあ~、とつくづく思った釣行でした。

 

- 完 -