房総半島でクロダイを釣りたい人のためのブログ

房総半島でクロダイに出会いたい人、集まれ!

釣果報告 内房舟藤堤防横の磯

来週末は台風が関東を通過する予報のため、今週を逃すと天候によっては暫く釣りに行けなくなる可能性があることから、急きょ釣行してまいりました。

 

今回は舟藤堤防横の磯。

 

16時頃に着くつもりでのんびりクルマを走らせていると、金谷の辺りから珍しく渋滞です。3連休でもないし緊急事態宣言中なのにみんなどこへ行くのだろうと思いながら30分位経ったでしょうか。金谷からの下り方向にあるいくつかのトンネルを過ぎてもう少しでセブンイレブンが見えてくるというところで、すべてのクルマが警官に誘導されて空き地でUターンしているではないですか。

 

1台前の車がUターンするときに前方の視界が開けると、そこにはなんとワンボックスカーが横倒しになって道をふさいでいるではないですか。これはかなり大きな事故だったのでは。

 

例にもれず私もUターンし来た道を戻ります。

 

この国道127号は、裏道もなさそうな1本道、しょうがないので金谷から館山道に乗り次の保田で降り、釣り場へ向かいます。

 

高速道路を使ったせいか、予定から大きな遅れもなく、16時半頃に到着。駐車スペースにはクルマが既に7~8台停まっていましたが、なんとか停められそうな場所が1台分あったのでそこに停めることにしました。。

 

堤防と磯場を見に行くと、堤防で1人エギングをされていたほか、磯場には既に4名の先釣者。うち3人はエギングの方でした。

 

そうか、そろそろ秋だからアオリイカのシーズンですね。お話を聞くと、日中に小さなアオリを1杯挙げたそうで、夕まずめの追釣を狙っているとのこと。つまり、そのあたりはお邪魔できないので、残されたスペースはと…

 

磯の根元の方に一人ご高齢の方がダンゴ釣りでクロダイを狙っています。夜釣りまではやられないだろうと考え、その方が納竿されるまで、のんびりコマセを準備します。

 

意外に早く上がられたのでその場所に入ります。ちなみに、その方に伺うと、カイズ3枚釣れたとのこと。

 

クロダイが居るという情報が聞けたので、俄然やる気が湧いてきました。

 

今回のコマセは、オキアミ3キロブロックの解凍のほか、爆寄せチヌ1袋、チヌパワー日本海を半袋、粗びきサナギ小を1袋です。今回付けエサはサナギとコーン、オキアミのみ。オキアミはエサ取りにやるようなものなのでコマセから見繕って付けます。

 

仕掛けは、道糸・ハリス共2号、海はどちらかというと穏やかだったので電気円錐ウキBで軽めの仕掛けにします。水深はちゃんと測ってウキ下設定をしてから実釣開始までの間、

開始までにクロダイを寄せておくために、いつものように一定間隔でコマセを投入しますが、コマセを入れるたびに海面がザワつくほどエサ取りの魚がうようよ集まって来ます。

 

入磯時には、先釣者のおじいさんがたくさんダンゴを入れてくださっていてしかもカイズを3枚釣っておられたと聞いて、これは開始早々から期待できるのではないかと考えていましたが、寄ってくるのはクロダイだけではないことを、ザワつく海面を見て思い出しました。

 

案の定、数投オキアミで様子を見ましたが、オキアミではまったく歯が立たない状況です。そこですぐにコーンにチェンジ。ウキがスッと入ったかと思うと海面下で右往左往している様子はクロダイではなくエサ取りか。抜き上げてみると、なんとネンブツダイがハリに付いたままのコーンを咥えているではないですか。コーンなんか喰うのはクロダイくらいと思っていましたが。

そしてサナギもまた同じ運命に。なんでエサ取りがコーンやサナギまで食べるのか。本当にありえない状況に、早くもその日の苦戦が頭をかすめました。

 

当日は19時の満潮を過ぎた頃から潮位が急下降して22時に100cm以下になり、23時を過ぎた頃には50cmまで下がる予報だったため、22時には 納竿と決めていたのですが、懸念していたとおり、21時を過ぎてもエサ取りは高活性、22時になっても状況は変わらず。ガン玉を付けてタナまで一気にエサを落としたり、仕掛けを張り気味にして気持ち誘ってみたり、ウキ下を潮位に合わせて変えてみたりといろいろやりますが、時間だけが過ぎてゆきます。

 

とうとう22時を過ぎてしまいました。これ以上やっても状況が変わる要素が乏しいと考え、最後にコーンを付けて、エサ取り用のコマセを海に向かって右側へ、仕掛けをより潮が通していそうな斜め左側に投入し、右側のエサ取り用に10杯、左側に2杯投入。これで丁度バッカンのコマセを使い果たしますので、最後の一投ということにします。

 

すると、突然ウキが海中に引っ張られ、ベイルを開けて良型に備えていたリールから道糸が一気にパラパラと出始めました。ウキはジワジワと海中を照らしながらさらに引き込まれます。バラしたくなかったので、十分仕掛けが入ったところで竿を一気に立てると、ドシッとした重みが。本当に毎回思うけれど、この感触は麻薬です。

 

魚はかなり大きそう。クロダイなら45cmは超えていそう。

 

竿を立ててからはテンションを保ったまま慎重に寄せて玉網へ誘導します。途中、何回か底に逃げようとするところから、どうやらクロダイではなくメジナか。引きは、どちらかというとボラに似た強さで楽しいです。これくらいの魚とのやりとりは最高です。玉網に収めようと懐中電灯で照らすと、アレッ、銀色?

 

玉網に収まったのはなんとビックリのイスズミではないですか。


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今回は巻き尺を忘れたため、手を広げて魚にあてて測ると手2開き分プラス2~3cm位です。私の場合、手を開いて親指の先端から小指の先端までの長さが21.5cmなので、やはり44~45cm位はあったのではないでしょうか。

 

 

最後の最後で強い引きを味併せてくれたイスズミに感謝しながら手早く写真に撮ると、すぐにまた玉網で海に戻してやりました。

 

クロダイは釣れませんでしたが、私の初釣果となるイスズミの良型が連れて、結果的には今回も大満足のまま帰路につくことができました。

 

釣りってツラい時もあるけれど、本当に楽しい!

 

これから秋磯でカイズ狙いになりますが、みなさんも是非秋の磯でおいしい空気を吸いながらチャレンジしませんか。