房総半島でクロダイを釣りたい人のためのブログ

房総半島でクロダイに出会いたい人、集まれ!

釣果報告 内房岩井袋公園下の磯

ご無沙汰しておりました。

前回の記事からなんと1ヶ月以上が経過してしまいましたが、その間に一度、富浦の南けいせんの磯場へ行ってきました。しかし、結局クロダイには会えず、案の定帰り道の延々と続く上り坂では、途中で野宿しようかと思った位、ヘロヘロになり、もう二度と来るまいと心に誓いました。(ここに通うには背負子が必須だと思います)

 

今回はなにがなんでもそのリベンジを果たさなければなりません。リベンジと言えばホームグランド。

 

というわけで、岩井袋公園下の磯へ行って参りました。

 

当日は夕まずめと日の入りがほぼ重なる好条件。北風がやや強めでしたが風裏なので問題はなさそうです。

 

夕方到着すると海は既によい感じに潮位を上げてきていたので、いそいそと準備に移ります。

 

磯場に先釣者のコマセが流されずに散らかっていました。それと恐らく同じ人が捨てたと思われるペットボトルも。なぜ、キレイに磯を流してから帰らないのだろう。なぜゴミを磯場に捨てて帰るのだろう。こういうことはその釣り場の釣り禁止につながる可能性があるので結局自分たちに跳ね返って来るので、本当にやめて欲しいです。

 

今回は家に余ってたチヌパワーダッシュに、チヌパワー日本海半袋、オキアミ3キロ解凍を混ぜて5時間分です。つけエサさはいつものようにオキアミ(オキアミイエロー)、コーン、サナギを用意しました。

 

仕掛けは電気円錐ウキ3B、ハリス2.5号、チヌ針3号で、良型に備えます。

 

実釣開始は、16時半。その前に15分程、ポイントにコマセを入れ続けていたので、うまく行けばそろそろエサ取り以外の魚も集まり始めている頃では。

 

投げました~!

 

第1投は正攻法で、オキアミのつけエサを付けましたが、反応なし。いや、エサはしっかり取られていました。

エサ取りでしょう。

 

エサ取りの顔を確かめておこうとラインを張り気味にして数投目、掛かりました。

正体はクロムツ(たぶん)の幼魚。

この辺りでは珍しくありません。

 

エサ取りの正体が分かったところで、オキアミの出番は一旦おしまい。そこからは、コーンとサナギを交互に付けて、クロダイが居ると信じて投げ続けます。

 

それでも付けエサは取られますが、クロムツだろうがネンブツだろうが、食い気がある時は食ってきますので、集中します。

 

と、ここで電気ウキの灯りが滲み、海面下へゆらゆらと入り、更に底の方へ引かれて行きます。付けエサはコーン。

 

アワセを入れると軽いけれど結構力があります。なんだ?

 

海面に現れたのはきゅうせんベラでした。

 

ということは、仕掛けは底近くにちゃんと届いているということ。

 

こんな感じでベラを2尾追釣しますが、サナギだとそのまま残ってきます。

 

ただ、潮止まりか反応が薄くなりました。

 

クロダイはいないのか。

 

時刻は21時を回った頃、潮が再び動き始めました。よーし、気合いを入れ直そう!

 

そう思って丁寧に仕掛けをポイントに入れた、その時でした。

 

再び電気ウキの灯りが滲み、海面下へゆらゆらと入りました。

 

また黒むつかネンブツダイかと思いましたが、念のため、海面下のウキがこの後どういう動きをするか、その反応に集中します。

すると、電気ウキは更に底の方へゆらゆら引かれて行きます。

ここまでは先程のキュウセンベラと同じ動きでした。

 

ところが、直後に急に糸が出始めウキはより強い力で引っ張られるように、底に向かって引き込まれてゆきます。

これはクロダイで間違いないでしょう。

 

十分に針を呑ませたところでアワセを入れるとガツン!

来た~~~

 

40cmまではなさそう。でも、結構元気です。

 

久々の感触に心が躍ります。

ビクンビクンという魚の抵抗が腕にモロに伝わってきます。

竿を立てて、自分の身体に覚えさせるかのように、ひとしきりそのビクンビクンという感触を味わったところで、玉網へ。

 

無事に取り込んで巻き尺でサイズを測るとちょうど35cmのカイズでした。(写真は血抜きして内臓を取り去った後です)


f:id:Kokoromachi:20221022232617j:image

 

もう秋なんだなあ...と思いつつ、鮮度を考えてそのまま内臓を取り除いて血抜きを丁寧にやってから予め氷をいれてあるクーラーボックスに入れて、冷凍します。

 

これをやるのとやらないのとでは、後々食べるときの鮮度が全然違いますよ。

やり方は、YouTubeで検索するといくらでも出てきます。

 

そして、その後もう少し粘りましたが、2尾目の追釣はならず、22時に納竿としました。先釣者のコマセもついでに流して、しょうがないので、先釣者のペットボトルのゴミも、自分のゴミと一緒に持ち帰りました。

 

今回は、40cmには届きませんでしたが久々にクロダイとのやりとりを楽しめたので、気持ちよく帰路につくことが出来ました。

 

余談ですが、夜中に帰宅しましたが、すぐにクロダイのウロコを落とし下処理をして熟成させるために冷蔵庫へ入れました。その際、感じたのは、本当に身の色がキレイだったことです。家に帰ってから内臓を取ったり血抜きをするのとは全然違いますよ。

 

 

今回は海水はまだまだ温度が高く、どちらかというと温いくらいに感じましたが、これから秋の深まりにつれていよいよカイズシーズンですね。

 

みなさんも是非秋磯に行って、釣りを楽しんでくださいね。

 

- 完 -