さあ、釣りはこれからです。
1枚釣れたことで、心にゆとりを持ちながら40センチオーバーを狙います。
ちょっと気になるのは、先程から潮位の上昇と共に時々波が海に向かって右から左に抜けて足元を洗って行くようになったことです。満潮までまだ2時間程あるので、満潮時には釣りが出来ないくらいになるのではという心配です。
辺りが暗くなりましたが、気温はまだ高めなので、水分の補給を怠りません。
しばらく続けますが、エサ取りのネンブツダイばかりが掛かってきます。コマセの投入地点を工夫しても変わりません。海の中はネンブツダイの絨毯か(笑)
満潮の21時を回った頃には、波が足下までバシャバシャと這い上がり、時々右方向からバッカンが流されそうになる位、磯に当たった波が押し寄せます。これは釣りに集中できない。
しかし、この先は下げに向かうのでこれ以上酷くなることはないだろうと信じ、ひたすら仕掛けを打ち続けます。
ちょっと前からネンブツダイ対策でサナギを付けエサにしていましたが、齧られたり取られたりして戻ってくるので、これは絶対にクロダイが居るに違いないと確信して頑張って集中します。
残念ながら、そのサナギエサもなくなってしまいました。代わりにオキアミを付けるとやはりネンブツダイ。
そこで懸けに出ることにしました。
最近いつも持参していながらまさか釣れないだろうと思って使っていなかったスイートコーン。
本やネットではクロダイが釣れると書かれていますが、これで実際に釣ったというところはユーチューブでも観たことがありません。
しかし、このままネンブツダイと遊んでいるよりはマシですよね。
相変わらず勢いのある波が横やりを入れてきますが、海は釣れそうな気配がムンムンしています。
コーンの1投目、仕掛けを回収すると3つ付けた全てがグシャっと潰れチモトに近い2つに咬み跡が。確実にクロダイ、しかもコーンを喰ってこようとしている。
2投目、仕掛けを入れてからしばらく反応なしでしたが、追いコマセを打って粘っていると、ウキが微かに海中へ。
行けっ!
心の中で叫びます。
するとウキが更に引き込まれ、続いて底に向かってスーっと消えてゆきそうになります。
今だっ!
すぐにあわせを入れるとズシッとした重みが竿全体に伝わってきました。
やった、これはクロダイ、しかも夕まずめのそれよりも大きそう。
竿を立ててしなりを十分に楽しんだ後、無事に玉網へ。
44センチの立派なクロダイです。
更に追釣を狙おうと勢い付いたところで、なんとリールトラブル。悔しい!
時刻は22時半を回っていたこともあり、今回は2枚で引き揚げることにしました。
リールトラブルさえなければ、まだ釣れそうな雰囲気だったのが少し残念でしたが、十分に楽しめたので、満足満足。
これから夏休みシーズンです。
クロダイ大好きな皆さん、まだまだチャンスが続きますので、それぞれの楽しみ方でクロダイを狙って釣行しましょう!
帰りの道中、次はどこで狙おうかと、既に心は次の釣行へ。