まさかそこに行くことになるとは、当日の朝まで思ってもいませんでした。
明神岬はこのブログでも以前に釣り場紹介はしたことがありますが、その時に書いた通り、「行きはよいよい帰りは…」で、一人では決して近づきたくないと思っていた場所でした。
(画像はGoogle Mapより)
ところがその日に限って同行の仲間に、道中に問題があるが南風に強く夜は良型が期待できるらしい…という話をしたところ、ものすごく乗り気になってしまい、南房まで下る予定を変更して、大房岬へ。釣り人あるあるで、良型が釣れると聞くと何も考えずにどこへでも行ってしまいます。(笑)
明神岬は、大きな大房岬の北東側の先端に位置します。大房岬の公園を抜けて見晴台があるところから階段をひたすら降りて行くと明神岬にでますが、下りとはいえ、重い荷物をたくさん抱えて約15分から20分、段を下りる度に腕や方にすべての重さがのし掛かり、着いた頃にはヘロヘロ。すぐには動けないくらいです。
到着は17時過ぎ、釣り座が限られているので仲間とは横に並んでほぼ同じポイントを釣るイメージです。
しばらく休憩した後、コマセの準備に入ります。今回持参したのはオキアミ解凍ブロック3キロ、チヌパワームギスペシャル1袋、チヌパワー半袋で5時間分です。
この場所は初めてなので、付けエサは、定番のオキアミ、サナギ、コーンを用意。ちゃんと水深を測ってと。この磯の周りははえ根が結構キツく根掛かりが心配なので、まずはウキ下を底から半ピロ程浅めに設定します。
第1投は18時過ぎですが、辺りはまだ明るくエサ取り覚悟での釣りスタート。
風はやや強めですが、釣りには全く支障がない程度。予報では雨の心配もありません。
早速釣れてきたのは…
ネンブツダイでした。
わざわざこんなところまで来ていつものネンブツダイですか。(笑)
サナギ、コーンも試しますが、なぜかネンブツダイが掛かります。
タナを測り直して一か八か底すれすれに合わせてみたところ、一投目で根掛かり。早々とウキをロストで、意気消沈。(笑)
その後もネンブツダイの絨毯状態が続いたので、潮が変わるのを待って暫し休憩。
すると、隣で粘っていた仲間に35センチ程のメジナが掛かりました。時刻は21時半前位でしょうか。
満潮を過ぎて下げ潮が動き始めたようです。
よし、と私も釣り再開。
すると、オキアミエサに30センチ強のイサキが喰ってきました。ネンブツダイじゃないだけでも十分有難い!お土産確保です。
さらに続けると同じサイズのイサキを追釣。
これは楽しくなってきました。
隣の仲間もイサキをゲット。
22時頃になって、「今日はクロダイは居なさそうだな」と思っていると、電気ウキが一気に海中に引き込まれてゆきます。
油断しているとはえ根にやられる!
一気にアワセを入れると、魚は右に左に走り回ります。かなり重みもあります。
グレか、まさかのクロダイか?
多少強引に寄せてはえ根に気を付けながら玉網に取り込んだのは、40センチちょっとはありそうなイサキでした。
やったぁ!
ここまで来た甲斐がありました。
美味しいお土産が3尾、十分です。
それから30分くらい追釣を狙いましたが、今回はここまで。
磯を洗い帰り支度をして明神岬を後にしました。
ところで、この磯は絶対に一人では来ない方がよいかもしれません。帰りの上りは角度もあってかなりキツイうえに、どこかから普段は見えないアレに見られているような視線(もちろん妄想です)を感じながら延々と山道を登ることになるからです。
特に霊感強い人は絶対にムリだと思います。(笑)
駐車場に着いた頃には二人ともヘロヘロでしたが、クルマのクーラーに生気を取り戻し、帰路につきました。
イサキは刺身と塩焼きで美味しくいただきました。
釣りって本当に楽しい!
- 完 -