昨日、久しぶりに南房のフローラルホール下の磯に行ってきました。
ここは房総半島ではとてもメジャーな釣り場です。磯は全体的に南向きなので、本来今のような夏場は向かい風だけではなく、海も荒れ気味になることも多く、どうしても冬場がメインの釣り場だと言うのが私の印象です。
今回この釣り場を選んだ理由は、最近楽して釣果を得る方向に傾きすぎて、チャレンジ精神や真に釣りを楽しむ心を失いつつあるのではないかと、危機感を持ったから、ということにしておきます。(笑)
そう言えば、以前は磯場などの航空写真の本を片手に、毎週のように異なる釣り場を巡っていました。
あるときは、想像していたよりも途中のルートにある崖が危険すぎたり、海伝いの崖のふちを荷物をもって渡るところなど海に落ちる確率の方が渡れる確率よりも高そうな所とか、磯場の根元から釣り座までの間に物凄い勢いで波が抜けるところがあったりで、そこがダメとなり目的を失って釣りもせずに帰ってきたりしたこともありましたが、今となっては、そのような積み重ねがあったからこそ、海の怖さも知らず知らずのうちに覚えたような。
当日は南から南西よりの風ですが予報によるとこの時期にしては珍しく風速が1~2m、長潮でしたが真夏だし活性は悪くはないだろうと言うことで、この釣り場に決めました。
釣り場に着くと猛暑のせいか釣り座の埋まり具合はそこそこで、どこかしらには入れそう。
海もほどよく波っ気があって、クロダイは分かりませんがメジナは間違いなく居そうです。
私は、男性的な荒々しい形の磯伝いに海に向かって右方向に進み、一ヶ所波が抜ける岩と岩の間を注意して渡り、ちょっと高くなった岩を越えて釣り座に入ります。
どなたかが引き上げた跡なのか、磯場を洗い流した跡がありましたが、釣りをしている人は居なさそうだったので、釣り座と沖合いにある小島との間のクロダイが居着きそうなところをポイントに定めることに決めました。
車からここに来るまでに既に汗だらけ。
時刻は17時過ぎなので日没までゆっくり準備を始めます。
これから夜中までの半日、天気もよいので満点の星空を見ながら、のんびり竿を垂れたいと思います。
今回はクロダイと出会えるのか、ワクワク感が増してきます。
- つづく -