海釣りの魅力のひとつは、いろいろな条件の組み合わせによって釣果に大きな違いが出るゲーム性だと思います。
その条件とは、
天気、うねり、風、潮の干満、海水温、海中の地形、海中の地形によって変わる潮の動き、など、まだまだ出てきます。
恐らくそういった諸条件が作用しているのかもしれませんが、釣りをしていると、どちらかというと理論派ではなく感覚派の私には信じられないことが、時々起こります。
1. 横風が吹いているとき、いとふけを嫌ってリールのベールを閉じて道糸が一切でないようにしているにも関わらず、いつの間にか大きな糸ふけができていること。こちらは糸を出していないつもりなので、アタリに軽くアワセを入れても何の感触もなく竿が空を切るだけ。エッと思って急いで巻き上げるのだけれど、どこまでも巻き上がる。結構巻いたところでようやく道糸が海中から姿を見せるのだけれど、風が向かう方向に道糸が大きくふけています。繰り返しになりますが、糸も出していなくてドラグも閉めているのに。
2. 静かな海で、まったり電気ウキでクロダイの活性が上がるのを待ちながら、南房の満点の星に見入るひとときって、夜釣り師ならではの贅沢です。道糸はフローティングタイプなので、浅い釣り場でもまず、根掛かりはないはずなので、しばらく仕掛けを回収せずに、のんびり過ごします。オレンジ色の電気ウキは同じリズムで小刻みに波間をプカプカと浮いています。そろそろ仕掛けを回収しようかな。竿をたててゆっくりリールを巻き上げます。巻きます。巻きます。巻けども巻けども、ウキはプカプカと何の変化もなく浮いています。えっ。そのうち、巻いていた道糸の端までを回収。いわゆる高切れでしょうか、ウキ止めから下の仕掛けを1セットまるごと海の藻くずに。いつの間にどうなって切れてしまうのだろう。
3. やっと迎える週末。天気予報は晴れマーク、降水確率も10%、風予報でも今回予定している釣り場なら背中からの微風。これ以上申し分のない絶好の釣り日和です。
ワクワクする気持ちを押さえながら、釣り場に着くと早速海を見にゆきます。
ところが、すべての条件は揃っているのになぜかここの海だけが大荒れ状態で、磯はまともに波を被っていて釣りは無理。他の磯は大丈夫だったりするのに、なぜなのか。地形的な理由と説明すると、そこだけが広範囲で他とは違う特別な形をして入ると言うことになるが。
ずっと釣りをされているかたは、これらのような納得がいかないけど何故だか分からない、という経験のひとつやふたつ、あるのではないでしょうか。
私の中で未だに解決できない素朴な疑問。オチなしで恐縮でしたが、私だけではないよな、と思いたくて書いてみました。何がいけなかったのかどなたか教えて下さい~。(^^;