房総半島でクロダイを釣りたい人のためのブログ

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コマセを楽して作りたい

ウキを使う釣りの場合、サビキ釣りやカゴ釣りのように仕掛けにカゴを付けてコマセを一緒にポイントに投入する釣り方以外は、バッカンと呼ばれる入れ物の中にコマセを作っておき、釣りをしながら、コマセ柄杓で狙うポイントにコマセを投入して、魚を付けエサ付近に集める釣り方が一般的だと思います。

 

クロダイ釣りの前に用意する配合エサの量は、釣りをする時間や釣り方にもよるかもしれませんが、ざっくり言って、メジナ釣りの場合の2倍は必要です。クロダイ釣りはメジナ釣りと違って、掛けるポイントを予めある程度設定したうえで、そこにクロダイを集めて釣る釣りだと考えているからです。(だからコマセのコントロールが大事なんです)

 

半日のクロダイ釣りで必要なコマセは、オキアミの3kgブロックが1枚に対して、配合エサは6~7kgくらいでしょうか。真夏はこれらと一緒に竿ケースやらバケツやらを持って磯場に着くまでに汗だくになり、それだけで、クタクタになることもあります。

その上それからコマセを作るのはホントに骨の折れる仕事なので、出来るだけ楽にできないだろうか。と、いうことでほんのちょっとだけ楽な作り方をご紹介しますね。

 

あくまでも地磯の場合ですので、自分のバッカンの中で作る前提です。

 

以前、私は、オキアミブロックをキレイに崩してから海水を入れてオキアミを十分常温に戻した状態にしてから、一気に配合エサ2袋を加えて、海水を足しながらひたすら混ぜる、というやり方でした。

 

これって、うんざりするほど重くて疲れるし、やっと出来たと思って釣りを始めると、そのうち柄杓でコマセをすくう時に、バッカンの底の方にちゃんと混ざっていなくて残っていた配合エサの粉が、コマセを投げた瞬間自分に降り注ぐ、なんてこともあります。

 

そこで、あれこれ試した結果、最も負担が少ないコマセの作り方は、非情にシンプルで恐縮ですか、「少しずつ作る」という結論に至りました。

 

用意するのは、オキアミ3kgブロック1つ、クロダイ用配合エサの拡散して集魚する成分が入ったもの3~4kg、クロダイ用配合エサの底に速く落ちる成分が入ったもの3~4kg、以上です。

 

まず、オキアミはブロック全部崩して混ぜます。海水をコップ5杯程入れて、混ぜて馴染ませます。そして、配合エサを2種類共半分ずつ加えて、オキアミと十分に混ぜます。いっぺんに2袋全て混ぜると重くて大変ですが、半分ずつなら簡単に、しかも底に粉が残らないように混ぜ合わせることができます。

この時、混ぜながら少しずつ海水を足してゆき、粉の部分を残さずに全体を馴染ませることが大事です。それから残りの配合エサの半分を加え、同じように十分に馴染ませます。

最後に、残りの配合エサを少しずつ混ぜて、全体がモチモチするくらいに十分に馴染ませます。

 

仕上げは出来たコマセを上から手で全体的に押して空気を出し、マゼラーでほぐせば、そのまま柄杓ですくえる状態となります。

 

少しずつ作ることで、疲れることなく、且つ、全体が均一な混ぜ加減にすることができますよ。

 

コマセ作りが大変だと思っている方は、一度試してみてくださいね。