房総半島でクロダイを釣りたい人のためのブログ

房総半島でクロダイに出会いたい人、集まれ!

クロダイ釣りの楽しみ方 - 前半

1~2年前の話ですが、地磯でひとりで来られていた方と偶然知り合いました。

 

私が釣り場に着いて車から降り、磯の空き具合と海の状況を見に行くと、「あれっ、さっき(千葉県の)市原の釣具屋に居ましたよね?」と、向こうから声をかけられました。

 

私は、ちょうど空いていた彼の隣の釣り座に入れてもらい荷物を運び込んでから、しばらくお話しタイムです。

 

余談ですが、前回のブログでホームグランドのことを書きましたが、ホームグランドが見つかると当然何回も通うことになりますが、何回も通ううちに顔見知りができます。住んでいる場所も年齢も職業も全然違う人達と、お互いの距離感を保ちつつ深入りせず釣りの情報交換をするひとときもまた、ホームグランドの魅力だと、付け加えておきますね。(笑)

 

さて、話しかけてきた彼、クロダイを狙いに来たものの、今まで釣れた事がないと言います。

私は、その釣り場でも過去に何枚か釣っていたので、地形の特徴からウキ下の水深まで、お話しました。

 

どうやら釣り歴も浅そうだったので聞くと、釣りを始めてからまだ5回目だと言います。私なんかは釣りを始めてから1~2年は堤防の小魚との戯れだけでも十分幸せな時間を過ごせていたので、そんなに早く地磯に進出する前向きな姿勢に感心する一方で、時々見かけるタイプの方かなと感じました。

 

時々見かけるタイプとは、ステップを省いて目的に到達しようとするタイプです。

 

普通の釣り人なら、最初は安物の釣り道具で小物の引きにハマり、変化の少ない堤防では満足できなくなって、船釣りに向かったり、地磯釣りを始めたり、その間に、いろんな環境下で時には、止めたくなるほど思い通りにいかないことがあったり、ボウズ(ターゲットの魚が釣れなかったこと)が10回も続いたり、といった経験を重ねながら、釣具や釣り方に試行錯誤を重ねて、対処法を身に付けたりして釣りを楽しむうちに大物に巡り会う、というような道を通ってきているかと思います。

 

結論から言うと、彼はその、ステップを省いて目的に到達しようとするタイプの方だったようですが、クロダイをどういう仕掛けでどういうタナで釣ったかと色々聞いては、その通りの仕掛けに合わせて釣り始めます。

 

まあ、それもひとつのやり方かもしれないけれど、それによってクロダイを釣るという目的は達成できるかもしれないけれど、、釣りを楽しむという観点から、その先には何も見えないところが、ちょっともったいないと感じます。

 

- つづく -