みなさんは釣り場のホームグランドをお持ちでしょうか。
釣りのブログなどで、ホームグランドという言葉を時々目にしますよね。言うなれば、よく行く信頼できる釣り場ということになるかと思います。
私の場合、釣行する際、釣果を優先させたい日はホームグランドに行き、例えば東寄りの風に強い釣り場を探す等テーマを決めて開拓するときは、ネットなどで情報を仕入れて、初めての地磯に行ったりしています。
私を含む普通の社会人の方であれば、仕事の関係等で、頻繁に釣行出来ない場合が多いですし、ましてや家族をお持ちの方は、毎週のように釣りに出掛けていては大変なことになりますよね。たまにしか行けない釣りであれば、当然釣果を優先するので、必然的に、過去に何度か良い思いをしたことがある信頼できる釣り場に足が向くことになると思います。そこがホームグランドということになるのかもしれませんね。
私は、このような自分のお気に入りのホームグランドを最低2つ持っておくことをオススメします。
なぜ2つかというと、季節によって、風向きが異なるからです。夏は、南から南西寄りの風が吹く日が多いので、特に南向きの風が強いとポイントにコマセが届かなかったりで釣りになりません。逆に冬は北から北西の風が吹く日が多いので、防寒対策をしていても北からの冷たい風をまともに顔に受けると戦意喪失に繋がるので避けたいところです。
少しでも快適に釣りを楽しむためには、夏なら北向の釣り座、冬なら南向きの釣り座、が鉄則です。
できれば、5~6m/sくらいの強風でも問題なく釣りを楽しめるポイントを普段から探しておくことをお勧めします。
この様に書くと、ではそれはどこなんだと聞きたくなりますよね。しかし私は、いろいろな釣り場を回ってみて、自分が好きなところを見つけるのもまた、釣りの楽しさのひとつだと思っています。
良型が釣れるという情報をもとに初めての場所に実際に行ってみると、目的の釣り場にたどり着くまでに危険な場所を通過しなければならなかったり、満潮時に水没したり、夏場は蚊やブヨなど無数の虫に囲まれたりと、問題点も見えるので、どこまで許容できるかというのも、釣果以外のポイントになります。
そうこうするうちに、ある時ちょっと入ってみた地磯で良型のクロダイに巡り会えるかもしれません。
特に、まだ釣りを覚えて間もない方は、是非いろいろな釣り場で実際に釣りをして、ホームグランドになり得る場所を探してみてはいかがでしょうか。