房総半島でクロダイを釣りたい人のためのブログ

房総半島でクロダイに出会いたい人、集まれ!

内房の地磯にて - 実釣編 (中盤)

時刻は17時半を回ったところです。

空はまだ微かに明るさが残るものの、あと20分もすれば日没です。

周りの釣り人の皆さんも、次々と納竿し片付けをはじめています。

 

魚の警戒心が緩む夜には、思いもよらない良型が浅い磯場にエサを求めて寄って来る可能性もあります。 

 

私は過去に何度か悔しい思いをしています。一昨年の夏には、南房の伊戸の地磯だったと記憶していますが、アワせた直後に物凄い重量感の魚に一気に沖に走られ、アッという間に道糸の高切れにより逃げられてしまいました。全く話にならないくらい成す術もなかったです。

 

また、昨年の12月には、冨浦の地磯で、夕まずめクロダイを狙っていた時です。電気ウキがユラユラと海中に入っていったところでアワせると、やはり今までにない重量感。竿を立てると2~3回ドラグが音を立てるくらいに抵抗を見せましたが、その後ゆっくりとリールを巻くと、足元まで簡単に寄って来ました。海中電灯で照らすと大きな魚体が反転して白い腹が見えました。明らかにこれまでの最大サイズです。よしっ!と思い、磯の足元に用意していた玉網に手を伸ばしたその瞬間です。魚が一気に磯伝いに横方向に走り出しました。急いで竿を立てると、今後は逆方向に反転し、ものすごい力で走られ、その瞬間に道糸が高切れました。電気ウキが海面でシュシュッという感じで持っていかれ、50メートル程先の暗闇で行き場を失ったかのように止まりました。

 

それ以来、夜にかけての釣りの場合は、道糸は2.5号と決めています。2,5号であれば、状況により、内房なら2号、南房なら青物等に備え3号までのハリスで対応できるからです。

 

今回も例にもれず、道糸2.5号、ハリスは2号に変更。ウキは遠矢棒ウキから電気円錐ウキのBに変更。時間はちょうど18時。潮位の予報では、水深が浅いこのあたりで釣りができるのはあと1時間程でしょうか。いつの間にか周りには誰も居なくなっていました。

 

と、仕掛け変更後の1投目で、なんと根掛り。交換したばかりの電気ウキをロストです。その日は満潮が20時だったため、ウキ下調整を怠ったためでしょうか。気持ちが焦ります。急いで仕掛けを組みなおします。

 

風がやや強くなってきました。ウインドブレーカーの上に着ていたフード付きのスエットのおかげで風はあまり気になりません。

 

そして実釣再スタートです。

付けエサは、オキアミとサナギの数投ずつローテーションしますが、今日はオキアミはかじられたり頭を取られたりしますが、サナギは付けたときのまま残ってきます。

 

あと30分位で納竿か...

 

- つづく -