房総半島でクロダイを釣りたい人のためのブログ

房総半島でクロダイに出会いたい人、集まれ!

釣果報告 岩井袋トの字

今年の初釣りに行って参りました。

 

今回は晴天で北東風4mと、まあまあの予報だったので岩井袋を目指したところ、なぜかウネリが入っていて磯場に打ち付けた波が大きく跳ね上がっている状態。とても危険なので入磯を断念し、その岬のすぐ裏手にある通称「トの字」と呼ばれる場所を釣り座とすることにしました。

 

このトの字は、上から見るとカタカナの「ト」の形をしたコンクリートの人工物が小さな磯場にあることからこのように呼ばれているようですが、波っ気がある時にはクロダイが出るという情報を以前聞いていたことと、たまたま空いていたこともあり、初めて入ることができました。

 

釣り座は北風を背にすることができますが、入ってみるとそれほど風を感じることもなく、快適に出来そうでした。波っ気がありますが、磯まで這い上がってくることもなさそうです。

 

16時に準備開始。

 

周囲には磯場に3名のほか、岬の道路から竿を振っている方々が3~4います。

 

トの字の前の海は、もっと荒れているかと思いましたがそうでもなく、釣りやすいのはいいのですが、もう少し荒れ気味の方がクロダイが出そうな感じではあります。

 

今回のコマセは、オキアミ3キロブロック1枚、瀬戸内チヌを半袋、そしてチヌパワームギ1袋です。付けエサは、いつものオキアミLL、サナギの2種類。ウキ下はちゃんと測ります。海底が砂地なので、ウキ下はやや這わせ気味にし、ハリスにはガン玉を付けずに自然な動きを演出することにします。

 

 

 

コマセを作り終えると、当たりは程よく夕方色に変わってきました。

 

向かいの道路から竿を出している人達も電気ウキに変え始めたので、私は最初から電気ウキ仕掛けにします。

 

向かいの方達もそうですが内房ではクロダイを棒ウキで狙う人が多いです。感度の良さだったり、かかった時のアタリが見やすいとかスパッとウキが消し込むところが快感、など魅力はいろいろありそうですが、私の場合は、毎回のブログで書いているとおり、ほとんどの場合が円錐ウキを使用しています。理由は、魚を掛けた時にボワーッと海中で電気ウキが滲んだように引き込まれたかと思うと、その後グイグイと底にや沖に向かって力強く持っていかれる際の海中でのウキの動きがとてもスリリングでワクワクするからです。

 

今回は夜の9時には潮が100cm以下になり根掛かりしやすくなるので、それまでの約4時間が勝負です。

 

ところが釣り開始から2時間経っても 3時間経っても、小魚ひとつ掛かかりません。

このところ苦戦続きです。なにか海の中で変化が起こっているのでしょうか。

 

オキアミは取られるのですが、サナギは残ってきます。

クロダイはいないのか。

 

時間は刻一刻と過ぎてゆきますが、状況は全く変わりません。

潮の動きが変われば海の中にも変化が起こるのではと期待して待っていましたが、期待もむなしく時計はもうすぐ夜9時に。

 

そこで最後にエサ取りが何だったのか正体を見てやろうと考え、ウキ下を約30cm短くしてみました。付けエサはオキアミ。

 

投入しコマセを入れると、ウキに変化が。スーッと海中に潜り、そのままそこの方に引き込まれてゆきます。これは魚が喰っているでしょう!

 

一気にアワセを入れると、ドスッとかなりの重量感が手に伝わります。

竿を立てると、そのまま中層まで上がって来ましたが、その後右へ走り、今度は左へはしります。そして、とにかく重い これはかなりの大きさでしょう。
クロダイなら50cmは超えているでしょう。

 

近くに寄せるてライトを当てるとメジナのような形に見えます。これはドデカイのが掛かってきたかと気を引き締めなんとか玉網に取り込もうとする瞬間、期待が失望へ。

 

玉網に入りきらなくてアタフタさせられた相手はなんとボラくん。


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手尺で測ると、60cm超ありそう、しかも肉付きが良く、重いハズ。

 

納竿予定時間でもあったので、今回はそこまでとしました。

 

クロダイには会えませんでしたが、十分に引きを楽しませてくれたボラに感謝しながら海に戻してあげました。

 

次回こそクロダイになんとかして会いたいと思います。

 

- 完 -