房総半島でクロダイを釣りたい人のためのブログ

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内房の地磯にて - 実釣編(前半)

コマセを数分間隔でポイントに入れながら、仕掛けを準備します。

 

仕掛けは、竿がシマノの1.2-530、リールは2500番に1.5号の道糸を巻いたもの(高級品ではありません(笑))で、ウキは遠矢棒ウキの1号小、ハリはチヌ針2号です。

 

私は道具にはこだわりませんが、遠矢棒ウキは他の棒ウキと比べると、やはり優れものだと思います。実際に使ってみると分かりますが、どっしりとした安定感が、他の棒ウキにない安心を与えてくれます。ウキがフラフラしていると、なんか釣れる気がしないものです。

 

通いなれている釣り場なので、潮位さえ調べたら、タナは分かっているので、ウキ下を2ヒロ(3メートル)取ります。ちなみに私のタナの測り方は、よく雑誌やYouTubeで紹介しているゴム管付きオモリを使用したオーソドックスなものです。

 

そして、いよいよ第1投です。

 

いつもそうですが、今日は何が釣れるのだろうとコマセを作りながら上げていったテンションは、この第1投目で最高潮に達します。そして、大体の場合は、5投目あたりで、アレッという感じで、思い描いていたイメージとなにか違うぞと思い始め、10投目頃には、今日はダメかもしれないと弱気になる、というのがよくあるパターンですよね。

 

この日は、いつもとちょっと違います。

エサ取りがいるとの情報でしたが、付けエサのオキアミがそのまま残って来ます。これは、夕まずめを前に既に良型の魚が寄ってきているためにエサ取りの魚が散ったか、それとも何もいなくなったか、のどちらかです。

 

しかし、お隣は相変わらず小メジナを連発しています。

何が違うのか... 分からない。

 

3投目、今度はオキアミの背中がかじられ、丸く歯形が残って付けエサが戻って来ました。これはクロダイか、メジナか。小メジナがこちらにも寄ってきたか。

 

そこで、寄っている魚がクロダイか別の魚かを判別するために、付けエサをオキアミから、クロダイしか喰わないサナギに変更してみます。内房では、場所によってサナギでもクロダイが釣れるので、エサ取りが多い時などは助かります。しかし、オモシロイことに、このサナギ、南房や外房では、内房ほど活躍してくれません。つまり、クロダイが口にしてくれません。

このサナギでなにかしらの反応があれば、クロダイが寄ってきているというサインです。

 

4投目、サナギはそのまま残って来ました。クロダイではないのか。

 

それから1時間程でしょうか。オキアミとサナギを数投ずつローテーションしますが、サナギは変化なし、オキアミは頭だけ取られたり、かじられたり、が続きます。

 

そうこうしているうちに日没が近づいて来てウキが見えにくくなってきました。

そろそろ仕掛け変更の時間です。

 

前半戦の2時間は、エサ取りすら掛からない、という惨敗の結果となりました。

 

- つづく -