さて本命のクロダイを狙って釣り再開です。
付けエサをオキアミ、サナギ、練りエサの順にローテーションしながら、アタリを待ちます。
オキアミはしばらくの間エサ取りに取られていましたが、1時間ほど過ぎた頃からエサが取られるのではなく噛られるようになりました。
オキアミには魚の歯形が付いて戻ってきます。
さっきまで居たはずのエサ取りは居なくなったようです。今頃海の中は良型のクロダイが徘徊しているのではなどと妄想しながら、いつ来ても対応出来るように気持ちだけは切らさないように自分に言い聞かせます。
今日の当たりエサはオキアミだろうと踏んで、付けエサをオキアミのみに絞ることにしました。
風はそろそろ強くなってくる頃だと思いますが、今のところ釣りへの影響は無さそうです。
潮的には、もうすぐ潮止まりなので、時間勝負の様相を呈してきました。
月も星もキレイに見えます。
そうこうしていると、今度は電気ウキがジワッと海中に10cm位引き込まれて滲み始めました。これは本命か。
待ちます。
待ちます。
待ちます。
ウキが更にゆっくりと引き込まれて行きます。
もう少し。
ウキの引き込みがやや加速したところで余裕をもってアワセをいれます。
やった!
今度もズシッとした感触ですが、下ではなく沖に向かって走り始めます。
これはクロダイに違いないでしょう。
寄せ始めると今度は向かって左右に逃げようとします。
竿を立てて、竿の曲がりと魚の重みを楽しみながら、落ち着いて玉網へ。
サイズはなんと46cmありました。
これは嬉しい!
スカリに生かしていたメジナは海に戻し、クロダイはタオルにくるんでから氷が入った保冷ボックスへ。タオルにくるむのは、氷の上に直に置くとクロダイの皮膚が傷むと聞いたことがあったので、それ以来クセになっています。
舟藤堤防横の磯、そのうち是非また来てみたいなと思いながら、19時を回ったところで磯場を洗って引き揚げることとしました。
家に帰ってもう一回パチリ。
ちなみに、胃袋の中はやはりオキアミでした。
- 完 -