今年のクロダイの乗っ込み時期をふいにさせた新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言の影響で、釣りに行きたくても行けない方も多いと思います。
私も然り。
かと言って、釣りブログなので釣行記を書きたい!
そこで、今のような状態になる前の釣行記のメモから、最新のものをご紹介したいと思います。
3月初旬、夕まずめ狙いで、内房の勝山の地磯に行ってまいりました。
勝山の地磯と言えば、内房をよくご存じの方はもうピンと来ているはずです。
そうです、そこに行って参りました (笑)
ここの地磯は人気が高く、釣り場に着くまでのクルマの中で、どうか空いていますようにと、いつも祈りながら向かいます。
今日は雨の心配はないものの、北東の風が4メートルの予報だったので、場所は空いていても釣りになるかという心配はありました。
国道をひたすら南下し、木更津を超え君津を過ぎ、さらに山間をのんびり下って金谷を遣り過ごし、午後3時頃、現場に到着しました。
早速、磯場の空き具合を確認します。風は幸いにも微風です。
釣り座は … 磯場のキャパに対して、あと一人は入れそう。ベスト・ポイントではないものの、ここで釣りができるだけでもラッキーです。
お隣の方に声を掛けると、例年であれば厳冬期で魚の活性が一番低い時期であるにもかかわらず、メジナのエサ取りが居るそうなので、魚の活性に影響する水温はそこまで下がり切っていないようです。ただ、周りを見ても、良型は出ていないとのこと。
快諾してくださったので、気持ちよく空いていたポイントに荷物を運び、コマセの準備を始めます。コマセを作っている時は、ワクワクと期待感が高まって、釣りの経験の長短を問わず、誰もが心躍らせる大好きな妄想の時間なのではないでしょうか。
当日のコマセは、オキアミ3キロブロック1枚に、チヌパワー白チヌ1袋、チヌパワー大袋の半分です。夜7時には潮位が100センチを切るため、短時間勝負です。
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その時の風は、体感で3m/secくらいでしょうか。陽もまだ高く、防寒対策十分であったため、そんなに寒さを感じません。
その時、近くの方の竿が大きく曲がりました。
良型かもしれません。竿の扱いが上手く、魚はあまり抵抗していないようですが、ゆっくり慎重に寄せています。磯際まで魚が来ましたが、焦らずに浮いて来るのを待っているようです。そして、余裕ある動きで左手に玉網を取ると、スルスルと伸ばして一発で玉網に納めました。さすがです。
何が釣れたのだろうと見に行くと、チヌでもグレでもない、なんとタカノハダイ、しかも35センチくらいはありそうな、日中の釣果としては立派な良型です。
魚はいる!
前のめりになる気持ちを抑えながら、コマセの準備を終えると、早速ポイントに10パイ程コマセを投げ込みます。
魚がコマセに集まってくるまでの時間を考え、私はいつもこのようにコマセをまず入れてから仕掛けの準備に入ります。仕掛けを作りながらも更にコマセを入れ続けて、実釣をスタートする頃には、ちょうど魚もぼちぼち集まってきている、というイメージです。
- つづく -