時刻は19…時。まずは電気ウキを灯してと。
付けエサはオキアミのLL。クロダイは大きめのオキアミに対する反応が良いようです。
再開後の1投目。
20秒程流してみて、付けエサが残るか確かめたところ、何者かに取られています。
フグがまだ群れているのだろうか。
第2投目。投入後にコマセを2杯くらいポイントに入れて、続けてコマセをすくおうとしていると、ウキに変化が表れました。
プクプクと下から付けエサをついばんでいるかのような細かな上下動です。
仕掛けを回収してみると、オキアミの背中に2口分くらいの噛み跡が歯形のように残り、食べられています。
これはクロダイかもしれません。
希望の光が見えてきました。
その後は、エサを取られ続けて、ウキ下を浅くしてみたり、誘いを入れてみたり、がん玉を打ってみたり、色々試しますが、なかなか針掛かりしません。
そうこうするうちに、アッという間に時刻は22時を回っていました。
釣れない時ってこんなもので、始めてから4時間フグ以外メジナすら釣れなかったということは、この先の2時間も何も起こらないかもしれません。少し弱気が頭をもたげます。
気分転換に空の星に目を向けると、本当に言葉にならないくらいの満点の星たち。房総半島をここまで下ってくれば、こんなにキレイな無数の星が見えるのだ。
さて、あと1時間で納竿としようかな。
そう思いながら改めて、LLのオキアミを背掛けにして、ポイントに投入すると、コマセを撒くまでもなく、くくっとウキが少し引き込みました。引き込み方から、フグではないだろう。
潮が変わったのかな。
そして、次の1投で、そーっと道糸を張り、誘いを掛けると、ようやく電気ウキか海中に滲みながら引き込まれました。すぐにアワセを入れます。
ン?
玉網に収まったのは、なんとイサキだ!
さすが南房。
サイズは35cm程ですが、これは嬉しい。
イサキは刺身でも焼いても美味しいので、なんとかお土産は確保出来ました。
このあと続けるものの、今回は結局クロダイの気配はないまま納竿となりました。
しかし、いつもと違う釣り場で、満天の星を眺めながらの釣りで、本当に贅沢なひとときを過ごすことが出来ました。
皆さんも夏の間に是非夜釣りをお試しください。あっ、虫除けスプレーだけは忘れないようにしましょうね。