房総半島でクロダイを釣りたい人のためのブログ

房総半島でクロダイに出会いたい人、集まれ!

釣果報告 内房野布良漁港

寒くなってきましたね。

 

こんなに寒いとわざわざ釣りに行くのもちょっとね~

 

なんて言ってないでしょうね(笑)

 

特に大型のクロダイを狙うのなら、今行かないでいつ行くのでしょうか。

 

ということで、なんと今回は、まさか再び行くことはないだろうと思っていた釣り場へ行って参りました。

 

内房保田の野布良漁港です。

 

前回は昨年の4月に行って、クロダイどころか魚の気配すらなく、完璧なスカ釣行だったわけですが、「もう絶対に行くもんか!」という気持ちが覚めてみると、やっぱり何かがありそうだという直感のようなものが沸き起こってきて、気持ちを押さえられなくなってきました。

 

「よし、今回決着をつけに行こう!」

 

平日釣行ですが、昼間に用事があったので、現地到着はもう辺りが暗くなった17時過ぎでした。

 

堤防には誰も居なくて、如何に期待されていない釣り場だと言うことがわかります。

 

天気は晴れ、風は北東寄りですが微風なので全く問題なさそうです。

 

防寒のために重装備をしてきたので、この風なら凍えることもないのでは。

 

荷物を堤防に下ろします。

 

海の感じが見えないのでなんとも言えませんが、堤防先端はそれなりに潮が通していて、音を聴くといい感じにザワついています。

 

居ても良さそうなものだけどなあ~

暗闇でコマセを作り始めます。

 

今回は、オキアミ3キロ板一枚に前回の残りのチヌベスト半袋と激重半袋に、買い足した銀狼サナギ風味半袋で5時間実釣の予定。

 

ところで、前回も書きましたが、銀狼とかチヌベストってどこでも売ってますか。

 

銀狼サナギ風味は、千葉の内房から南房(南房は釣り場によってムラありますが)でクロダイをサナギで狙う方にはお勧めしたいのですが、千葉では売っているところは少ないです。

 

それと、やはりチヌベストは釣れそうな雰囲気プンプンの色と香りなので、お決まりの配合エサに飽きたらお試し下さい。

 

どちらも使用時に良型を揚げた実績はあるので、試す価値はあるかと思いますよ。

 

近くで売っていない方は通販などで買って、是非一度試してみてください。

 

チヌベストは、Amazonでも買えるのでご参考までにURLを貼り付けておきますね。

 

 

今回用意した付けエサはいつも通りです。つまり、オキアミイエロー、サナギ、コーン。経験上、コーンはごく限られた釣り場でしか通用しないので、いつもあまり期待しないで使用しています。

 

最近あまり触れていないタックルですが、1-53竿、道糸2号、ハリス2号、ウキは電気円錐ウキのBを今回は使用しました。針はチヌ針2号です。

 

- つづく -

 

 

 

 

 

 

 

 

冬の地磯釣行の条件と装備について

新年明けましておめでとうございます!

 

皆さんは年末年始、釣りに行かれましたか。

私は残念ながら、前回の釣行以降いろいろ用事が重なって、とうとう行けないまま年が明け仕事が始まってしまいました。

 

釣果報告が書けないので、今回は久々に書き物を載せたいと思います。

 

昨年の5月24日付けのブログで、釣り初心者の方が海に何を持っていけば釣りが出来るかを書かせていただきました。

 

今回は、いよいよ冬磯シーズン突入ということで、冬の地磯釣りの場合の釣行条件と必要な装備について、思いつくままに書いてみます。

 

特に冬の夜磯に今季初挑戦される方に参考にしていただければと思います。

 

まず、釣行条件について。

 

例年12月頃ですとまだ海の中は冷え込んでいないのではないかと思いますが、今年は気温と同じく海水温もいつもよりもやや早めに低くなってきているような気がします。

 

そして、風も強い日が多く、その間に時折緩い日が挟まっているといった感じです。そうなると、仕事が休みの日にちょうど風が緩んでくれていればラッキーですが、5~6m/s以上の風が吹いている日だと、夜釣りに行くのはなかなか勇気が要りますよね。

 

ここ数日で気温が1ケタ台前半に下がってきたので、風が強いと体感温度は更に低く感じ、立っているだけで震えが止まらなくなります。そもそも指が凍えて針に付けエサが付けられなくなります。(笑)

 

こうなると、もう釣りどころではなくなるので、一度決行してみて身をもって地獄のような寒さを味わうのも良いですが、やはり、北風が強い日の夜釣りは中止にした方が良いと思います。。

 

集中力も落ちるし、私はよい釣果を出した記憶がないので。

 

雨の日などは即中止で。(笑)

 

運よく北風が比較的弱い日の夜釣り釣行について、私の場合は次のような装備で臨んでいますので、ご参考にしてみてください。

 

まず、ウエアです。

私は必ずユニクロの極暖の上下がベースというか必須、その上にトップは登山者用の薄手の長袖シャツ、長袖Tシャツ、厚地のパーカー(風よけ)、釣りウエア、ボトムはジーンズ、釣りウエア、となります。

そんなに着込んで、と思われる方もいるかもしれませんが、これでも寒くてブルブル震える時もあります。

 

頭は耳が隠れる毛糸の帽子、首にはネックウォーマー。手は、指の部分が開いた薄地の合皮の手袋です。そして、磯ブーツの下は厚手の靴下。

 

あとは、車の中には常に寝袋とバスタオルを入れています。急に雪が降って帰宅途中の山の中で動けなくなったことがあるので。万が一の時の命綱です。

 

冬の夜の海辺は、皆さんが住んでいる街中に比べるとずっと寒いので、くれぐれも気を付けてください。

 

ちゃんとした寒さ対策をしたうえで、冬だからこそ狙える大型のクロダイに会いに行きましょう!

 

 

 

 

 

釣果報告 内房岩井袋公園下の磯(2)

夕陽が水平線を染めた頃、いよいよ今回の実釣を開始です。

 

夕陽に向かって15m程先に砂地があるはずです。そこがポイントです。

 

約10分程コマセを入れ続けます。一回当たり5杯ずつ、最初はポイントを中心にしてやや広めに、その後はほぼポイントへ。散っているクロダイを徐々にポイントへ誘うようなイメージです。

 

南向きに竿を出していた釣り人が納竿です。

お互いに「お疲れ様でしたあ」と声を掛け合います。

 

第1投!

付けエサはオキアミイエローです。

潮は今が干潮で、これから21時頃に向けて上げ、その後は緩い下げ潮の予定。

ひと流ししてから仕掛けを回収します。

 

アレッ?

 

オキアミがそのまま残ってきます。

さては、早速時合いか、と期待します。

 

が、その後何投入れてもそのまま残って戻ってきます。なんとなく雲行きが…

 

サナギの日かな。

 

 

サナギもそのまま残ってきます。

 

まさかの魚不在?

 

真冬の海ではアリがちな話ですが、まだちょっと早いのでは。

 

それから2時間位でしょうか。

全く反応なし。こういう時って、早々とがっかりしてしまうこともあるのですが、心のどこかで、この時間帯、たまたま潮がよくないだけかも知れないと思おうとしています。

海は適度に波もざわついていて、全く釣れない気がしないというか。

 

そして、ペットボトルの水で一息入れ、今回は完全ボウズかもしれないなどと思って真っ暗な海と空の月明かり、満点の星を眺めていると、なんだか清々しい気持ちに切り替えることができました。

 

潮が変わるのをひたすら待ちます。

きっと魚たちが動き出す時間が来ると信じて。

 

そして、21時前頃でした。

 

それまでただただ波間を漂っていたウキに変化が。

エサ取りかもしれませんが、それでもよいから顔が見たい。

 

次の1投で、ウキが微妙に海中に引き込まれそうになったところですぐにアワセを入れると、やっと掛かりました~!

10センチ程のネンブツダイです。

 

魚の活性が出てきたな。

よし、集中だ!などと小声で独り言を言いながら、元気が盛り返して来ました。

 

そして、それから30分位経過した頃でした。

 

先程からウキがフラフラと海中に入ったかと思うとすぐに浮いたり。エサはつつかれてはいますが、初めは根があって海草か何かに引っ掛かりかけているのかもと思っていました。

 

が、ある時なぜか、クロダイでは?と直感したんです。

 

それからは、一度ウキ下いっぱい迄付けエサを落としてから、道糸を張り気味にして誘いをかけてみました。

 

すると数投目にウキが海中にスーッと引き込まれて行きます。

 

来たっ!

 

十分に引き込まれるのを待ってからアワセを入れると、久々のとんでもない重み。根掛かりかなと一応疑いますが、はっきりと竿先に生体反応が出ています。

 

途中まで浮いては潜るので良型グレかも。

 

それにしても力強い引きで、本当に楽しい!

というか、いつもそうですが、この時間は心から幸せを感じます。(笑)

 

十分に引きを楽しんでから無事に玉網に取り込んだのは、なんと48センチ程の立派なクロダイでした。


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わあ―、楽しかったあ~

なぜか、スマホのカメラで撮ろうとしたのですがクリアに全身が写りません。

 

帰宅後再度パチリ。


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肉厚があって、捌いていると包丁にハッキリと跡が残るほど脂が乗っていましたよ。

 

残念ながら後が続かず、気持ち的にももう満足だったので納竿としました。

 

この日は結局、10センチのネンブツダイと48センチのクロダイのみの2尾の釣果でした。

 

とはいえ、この西向きの釣り座はやはり侮れないなと思いながら、気持ちよく帰路につきました。

 

最近カイズ慣れしてましたが、久々に大型が来たことで、海はいよいよ秋から冬へ。

冬と言えば大型のクロダイです。

 

皆さんも是非冬磯へ出掛けてみてください!

 

P.S そう言えば、日曜ドラマの「日本沈没」、最終回は撮影で岩井袋の景色がたくさん出ていましたね。なんか嬉しかった(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

釣果報告 内房岩井袋公園下の磯

お久しぶりです!

 

前回の投稿から1ヶ月半が経ってしまいましたが、この間に秋磯から冬磯へと徐々に移り変わってきているのではないでしょうか。

 

実はこのひと月半の間に2回、釣行に行っていましたが、いろいろなことに時間を取られていてなかなか更新が出来ずにいました。

 

1回は、結局釣果報告出来ずじまいでしたが、内房の舟藤でカイズ 1枚の釣果、2回目は同じ場所で坊主でした(笑)。

 

今回は、天気と風のコンディションがよい日を選んで、釣行に行って参りました。

 

最近、舟藤はネンブツダイが異様に多くて、オキアミの付けエサだと、やっているうちに「今日はネンブツダイに餌やりに来てたんだっけ」と意識が朦朧としてしまうくらいなので、今回は違う釣り場へ向かいます。

 

そう、岩井袋公園下の磯です。

 

こちらは台風や地震のせいか、海底の地形が変わってクロダイの姿をほとんど見なくなった気がしていたため最近は避けていた場所でしたが、そろそろ様子を見に行きがてら、釣りをしに行こうと思いました。

 

着いて釣り場の様子を見ると、瓦礫の先の南向きの釣り座に2名の先釣者がおられるだけだったので、ラッキー!と思いながら、西向きのかつてのクロダイ一番人気の釣り座に入りました。

 

この釣り座は大潮の日には波が這い上がりやや危険ですが、小潮なので、そういった心配もなく、のんびり釣りを楽しめそうです。

 

当日は夕方干潮でその後夜中に向けて上げてきますが大きな潮位の変化はなく、釣り的にはちょっと物足りない感じです。

でもまあ、それを知ってて来ているので、気にはなりません。

 

時間は16時半。初冬の陽はそろそろ傾きかけています。

 

さっそくコマセの準備に入ります。

 

今回はオキアミ3キロ解凍にいつもの銀狼サナギ風味に激重半袋とチヌベスト半袋を配合。

 

配合エサっていろんな種類がありますが、皆さんはお気に入りありますか?

 

私の場合、いつも使っている銀狼サナギ風味はもちろん好きですが、チヌベスト、実は好きです。(笑) 実際の効き目はよく分からないのですが、あの見た目と濃い焦げ茶色、いかにもクロダイが好きそうな気がしてなりません。

 

あと好きなのは、チヌパワー白チヌの甘~い香り、チヌパワー日本海のいかにも正統派なパッケージデザインとエサの見た目。釣れそう。

 

付けエサは、オキアミイエロー、オキアミ3L、サナギを用意しました。コーンは、経験上ココのクロダイは口を使いません。(断言!)

 

コマセを作り終わった頃には、遠くの水平線に沿って夕陽がキレイに空を染めていました。


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ねっ、キレイでしょう?

さあ、マイペースでのんびりと始めましょうか。

 

- つづく -

 

 

 

 

 

 

 

岩井袋ロケ

釣行に行こうと思うと当日北風の強風で断念という週が、かれこれ3週間も続いています。

 

皆さんは釣りに行けていますか。

 

昨日も房総半島は北風9m/sの予報で釣りを諦め、以前の釣行でライントラブルのため道糸をかなり捨てて残り少なくなっていたため、かなり前に予備で買っておいた道糸に巻き変えることにしました。

 

皆さんは道糸の巻きかえ、どうやっていますか?

 

私は巻きかえ用の道糸が巻かれているプラスチックの土台の真ん中に穴がピトンの細いバーを通して、家の椅子の肘掛けの上に置き、古い道糸を全て外したリールを竿にセットして、新しい道糸の先端をリールにテープで貼って、あとは1m離れたところからカラカラ巻くだけというやり方です。

 

巻き終わると、また釣りに行きたい病が頭をもたげてきますが、次回の釣行のチャンスを伺うしかありません。

 

ところで、暇なので録画していた日曜劇場の「日本沈没」の第2話を観ることにしました。

 

これ観られている方も多いのではないでしょうか。小栗旬さんが官僚役で主演、松山ケンイチさんらそうそうたる名優達が脇を固めていて、ドラマのテーマはもちろん展開も速く、なかなか面白くて引き込まれます。

 

このドラマの中で、記者役の杏さんが小栗さんの官僚の実家を訪れるシーンがありました。

 

年老いたお母さんと海沿いの道を歩きながら会話をするシーンです。

 

ボーッと観ていると、アレッ?

 

どこかで見たことがある景色…

 

あっ、トの字!

 

なんと内房の岩井袋の釣り場として有名な「トの字」の前の通りを二人で会話しながら歩くというシーンだったのです。


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よく行く場所の近くを、あの杏さんが撮影で来られていたかと思うと、なんだか不思議な気持ちです。

 

撮影スタッフの方もよくこんなところまで知っているなあ、と感心しながらも、その光景を観ると、せっかく忘れかけていた気持ちが再び沸き起こってきます。

 

「釣りに行きたい~」 (>_<)

 

 

 

 

 

 

 

 

釣果報告 内房舟藤堤防横の磯

来週末は台風が関東を通過する予報のため、今週を逃すと天候によっては暫く釣りに行けなくなる可能性があることから、急きょ釣行してまいりました。

 

今回は舟藤堤防横の磯。

 

16時頃に着くつもりでのんびりクルマを走らせていると、金谷の辺りから珍しく渋滞です。3連休でもないし緊急事態宣言中なのにみんなどこへ行くのだろうと思いながら30分位経ったでしょうか。金谷からの下り方向にあるいくつかのトンネルを過ぎてもう少しでセブンイレブンが見えてくるというところで、すべてのクルマが警官に誘導されて空き地でUターンしているではないですか。

 

1台前の車がUターンするときに前方の視界が開けると、そこにはなんとワンボックスカーが横倒しになって道をふさいでいるではないですか。これはかなり大きな事故だったのでは。

 

例にもれず私もUターンし来た道を戻ります。

 

この国道127号は、裏道もなさそうな1本道、しょうがないので金谷から館山道に乗り次の保田で降り、釣り場へ向かいます。

 

高速道路を使ったせいか、予定から大きな遅れもなく、16時半頃に到着。駐車スペースにはクルマが既に7~8台停まっていましたが、なんとか停められそうな場所が1台分あったのでそこに停めることにしました。。

 

堤防と磯場を見に行くと、堤防で1人エギングをされていたほか、磯場には既に4名の先釣者。うち3人はエギングの方でした。

 

そうか、そろそろ秋だからアオリイカのシーズンですね。お話を聞くと、日中に小さなアオリを1杯挙げたそうで、夕まずめの追釣を狙っているとのこと。つまり、そのあたりはお邪魔できないので、残されたスペースはと…

 

磯の根元の方に一人ご高齢の方がダンゴ釣りでクロダイを狙っています。夜釣りまではやられないだろうと考え、その方が納竿されるまで、のんびりコマセを準備します。

 

意外に早く上がられたのでその場所に入ります。ちなみに、その方に伺うと、カイズ3枚釣れたとのこと。

 

クロダイが居るという情報が聞けたので、俄然やる気が湧いてきました。

 

今回のコマセは、オキアミ3キロブロックの解凍のほか、爆寄せチヌ1袋、チヌパワー日本海を半袋、粗びきサナギ小を1袋です。今回付けエサはサナギとコーン、オキアミのみ。オキアミはエサ取りにやるようなものなのでコマセから見繕って付けます。

 

仕掛けは、道糸・ハリス共2号、海はどちらかというと穏やかだったので電気円錐ウキBで軽めの仕掛けにします。水深はちゃんと測ってウキ下設定をしてから実釣開始までの間、

開始までにクロダイを寄せておくために、いつものように一定間隔でコマセを投入しますが、コマセを入れるたびに海面がザワつくほどエサ取りの魚がうようよ集まって来ます。

 

入磯時には、先釣者のおじいさんがたくさんダンゴを入れてくださっていてしかもカイズを3枚釣っておられたと聞いて、これは開始早々から期待できるのではないかと考えていましたが、寄ってくるのはクロダイだけではないことを、ザワつく海面を見て思い出しました。

 

案の定、数投オキアミで様子を見ましたが、オキアミではまったく歯が立たない状況です。そこですぐにコーンにチェンジ。ウキがスッと入ったかと思うと海面下で右往左往している様子はクロダイではなくエサ取りか。抜き上げてみると、なんとネンブツダイがハリに付いたままのコーンを咥えているではないですか。コーンなんか喰うのはクロダイくらいと思っていましたが。

そしてサナギもまた同じ運命に。なんでエサ取りがコーンやサナギまで食べるのか。本当にありえない状況に、早くもその日の苦戦が頭をかすめました。

 

当日は19時の満潮を過ぎた頃から潮位が急下降して22時に100cm以下になり、23時を過ぎた頃には50cmまで下がる予報だったため、22時には 納竿と決めていたのですが、懸念していたとおり、21時を過ぎてもエサ取りは高活性、22時になっても状況は変わらず。ガン玉を付けてタナまで一気にエサを落としたり、仕掛けを張り気味にして気持ち誘ってみたり、ウキ下を潮位に合わせて変えてみたりといろいろやりますが、時間だけが過ぎてゆきます。

 

とうとう22時を過ぎてしまいました。これ以上やっても状況が変わる要素が乏しいと考え、最後にコーンを付けて、エサ取り用のコマセを海に向かって右側へ、仕掛けをより潮が通していそうな斜め左側に投入し、右側のエサ取り用に10杯、左側に2杯投入。これで丁度バッカンのコマセを使い果たしますので、最後の一投ということにします。

 

すると、突然ウキが海中に引っ張られ、ベイルを開けて良型に備えていたリールから道糸が一気にパラパラと出始めました。ウキはジワジワと海中を照らしながらさらに引き込まれます。バラしたくなかったので、十分仕掛けが入ったところで竿を一気に立てると、ドシッとした重みが。本当に毎回思うけれど、この感触は麻薬です。

 

魚はかなり大きそう。クロダイなら45cmは超えていそう。

 

竿を立ててからはテンションを保ったまま慎重に寄せて玉網へ誘導します。途中、何回か底に逃げようとするところから、どうやらクロダイではなくメジナか。引きは、どちらかというとボラに似た強さで楽しいです。これくらいの魚とのやりとりは最高です。玉網に収めようと懐中電灯で照らすと、アレッ、銀色?

 

玉網に収まったのはなんとビックリのイスズミではないですか。


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今回は巻き尺を忘れたため、手を広げて魚にあてて測ると手2開き分プラス2~3cm位です。私の場合、手を開いて親指の先端から小指の先端までの長さが21.5cmなので、やはり44~45cm位はあったのではないでしょうか。

 

 

最後の最後で強い引きを味併せてくれたイスズミに感謝しながら手早く写真に撮ると、すぐにまた玉網で海に戻してやりました。

 

クロダイは釣れませんでしたが、私の初釣果となるイスズミの良型が連れて、結果的には今回も大満足のまま帰路につくことができました。

 

釣りってツラい時もあるけれど、本当に楽しい!

 

これから秋磯でカイズ狙いになりますが、みなさんも是非秋の磯でおいしい空気を吸いながらチャレンジしませんか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

釣果報告 内房岩井袋公園下の磯

今回は8月に続いて内房の岩井袋公園下の磯に行って参りました。

 

ここは、前回カイズ1枚の釣果でしたが、そろそろ秋磯の季節ではあるものの、ポテンシャルとしては40センチオーバーがまだ期待できるのではないかという、いわばリベンジ釣行です。

 

当日は平日の大潮、風は南東風2~3m/s、快晴ということで、たとえ釣果がなくても天気のせいにできないくらい恵まれた海況でした。

 

磯場に着くと、さすがに夏休みシーズンを過ぎた平日の海、先釣者はだれもいません。

 

前回は西向きの1番人気のポイントに入りましたが、今回は夜の20時頃に潮位が150cmまで上がる予報のため、南向きの磯場に陣取りました。時刻は16時過ぎです。

 

コマセは、いつものオキアミブロック解凍3キロに銀狼サナギ風味とチヌパワー日本海を各1袋。付けエサは、オキアミとサナギです。作り方は、オキアミ1ブロックをまず崩してから銀狼を1袋と日本海半袋を水汲みバケツ半分の量で混ぜ合わせ、その後に日本海を少しづつ足し海水を加えながらモチモチとした感じに仕上がるように混ぜてゆきます。

 

開始は17時。陽は短くなってきているとはいえ、夕まずめにはちょっと早い感じです。

最初に15分程度、始める頃にはクロダイが(居れば)集まっている状態をイメージして、コマセを決めたポイント周りに撒き続けます。コマセは、10杯撒いては1分程度待ち、また10杯撒いては1分程度待ち、を繰り返します。

 

いよいよ実釣開始です。

海は適度に波っ気があり、今回は大きいクロダイが釣れそうだ!などと勝手に思いながら、今この貸し切り状態の磯場で、もうすぐ日の入りを迎える海を前にして、これ以上ない幸せを感じています。

 

それから2時間半経ちました。(笑)

 

海にはネンブツダイとヘンな見たことない小魚のエサ取りしかいないんじゃないのかというほど、クロダイの気配なし。

いつものことじゃないか。多少ウンザリしながらも想定内と、自分に言い聞かせます。

こんな状況でも、その後にドスンっと大きなクロダイを掛けたこともあったし、随分以前に50cmオーバーをこの磯で釣ったときもこんな状況のあと23時にいきなり来たではないか。

 

ちょっと前まで、めげずにオキアミ中心の付けエサで頑張っていたのですが、いよいよ諦めモードで、サナギを中心に時々オキアミで様子見、といったローテーションに切り替えました。

 

20時ちょっと前、満潮の時刻のはずですが潮はまだ動いています。

そしてその時、遂にヤツが来ました! (なに、この言い方?(笑))

 

いきなり電気ウキがグイグイと海底へ。とっさにアワセを入れますが、一瞬そのまま竿を持っていかれそうになりました。引きが強く重い!

 

なんとかいなして、態勢を整え直し主導権を握ります。

竿の曲がりを活かしながら魚の重みを楽しみます。これが釣りの醍醐味です。我々はコレを求めて年中釣り場に通うのです!

 

などと思っていたかどうかは忘れましたが、近くまで寄せて来てみると、そこまで大きくはないかも、にややトーンダウン。

 

無事玉網に納めたクロダイは、カイズレベルとはいえ、36cmのなかなかの良型でした。f:id:Kokoromachi:20210920214500j:image

その後、潮がパッタリと止まり、エサ取りは相変わらずいるものの海はベターっとした感じになり、良型の気配はまったくなくなったところで納竿としました。

 

前回よりもサイズアップに成功です。

これからカイズクラスがメインになるとはいえ、さすが岩井袋、まだまだ可能性を感じました。

 

今度は寒チヌの良型を狙いに来たいものです。

 

ちなみに、前回来たときのカイズの塩焼きがウマ過ぎたので、今回も塩焼きで美味しくいただきました!