前回に続いて千葉勝山の舟藤堤防横の磯に行って参りました。
リベンジと言ってしまえばその通りなんですが、実は前回あれだけ粘って頑張ってカサゴしか釣れなかったので、正直もう少し時間を置いてから改めて来るようにしないとこの釣り場がキライになってしまいそうだったので、本当は別の釣り場へ行こうと思っていました。
ところが台風1号の影響か、当日お目当ての釣り場が時折ものすごい勢いで波が磯場を洗っていたのでコレはダメだとあきらめ、なんとか竿を出せそうなこちらで落ち着くことにしたわけです。
ですので、釣果とかリベンジとかっていうよりも、まずは釣りができることに感謝です。
ココは磯場の下、海と同じ高さの磯場にも通常なら降りられるのですが、この日はやはり波が洗って危険だったので、やむなく磯場の高い位置から竿を出すことにしました。高い位置と言ってもだいたい3~4m位の高さでしょうか。
釣り場に入ったのは16時頃でしょうか。辺りはまだ明るかったので、のんびりと準備を始めます。
今回はオキアミ解凍3キロのほかに、久々にチヌパワームギスペシャルを使ってみました。この配合エサは、マルキューさんの配合エサの中でも人気も実力もあって、結構気に入っていますが、最近は銀狼やチヌパワーV10白チヌに目移りしていたため、ご無沙汰していました。これに同じくマルキューさんの日本海を半袋混ぜて、約4時間分です。
当日はなんと20時頃には潮位が100cmを切る予報だったので、短時間勝負が必要になります。
ササッとコマセを作って、と言いたいところなのですが、最近コマセを混ぜるのが苦痛で苦痛で、効き手がすぐに疲れるのは年齢のせいでしょうか。(笑)
実釣開始は17時、最長で4時間位は粘れそう。
予想通り、オキアミの付けエサで掛かってきたのはネンブツダイ。すぐにオキアミに見切りをつけたので、今回のオキアミの出番はこの一投だけでした。
海は適度にザワついています。先ほど書いたように、時折西から東に波が勢いよく抜けるたびに辺りにサラシが発生してウキが安定せず、やや釣りにくい状態。風も予報とは逆に正面から4m/s位のやや強めの南風が吹き付けるので、磯際には木の枝やら何やらが寄って来ています。
でもガマン。釣りができているのですから。
その後、付けエサをコーンに替えますが反応なし。居ないのかな?
普段はココのクロダイのお口に合わないらしく期待薄のサナギも試みますが、やはりスルー。
オキアミは手返しの時間がもったいないのでやめ、居ると思うしかないと自分に言い聞かせながらコーンとサナギのみを交互に投入します。
すると、18時過ぎでしょうか、突然風が止みます。風が止むとともに海も静かになり、さっきまでとは雲泥の差で、かなり快適な釣り環境になりました。
これは有難い、神様(こういう時だけ)に感謝!
その後は北寄りの微風を背に受けながらの釣りで、時折ウキに反応がでるので、飽きることもなく楽しんでいたところ、恐らくこの日最初で最後になるであろう明確な反応がウキに現れます。電気ウキがユラユラと海面下に潜ったかと思うと、ノロノロと更に沈んでゆきます。
これは小さな魚じゃないな。
そう思って、確実に掛けるために針を飲ませようと、ウキがより深く引き込まれるまで
1~2秒まって、よしっ!とばかりに一気に竿を立てると、ズドンという久々の感触。
竿を立てて糸を張ったので、魚が急に抵抗を強めます。
物凄い力で潜ろうとするのを2回ほどいなし、かと思うと右に行ったり左に行ったりとなんとか逃げようとしますが、狙い通り付けエサを飲んでいるのでしょう、針は外れません。
ほんの数分でしたが、十分にやり取りを楽しんでから玉網に収めたのは思ったよりも小さいとはいえ、42cmのクロダイでした。
お腹が張っていて、間違いなく乗っ込みのクロダイです。(帰ってから捌くと大きな卵を抱えていました。)
ちなみにですが、付けエサは、ここでは実績がなかったサナギでした。サナギでも釣れることが分かったのが大収穫!
その後も続けましたが20時半ころになると潮がかなり下げてきて足元での根掛かりが心配だったので、そこで切り上げることとしました。
こうして釣れるとまた来ちゃって、来ると前回のように気配すらなく、の繰り返しなんでしょうけれど、やっぱり釣り人の性で、良い思いをするとまた来ちゃうんでしょうね。
みなさんは今年の乗っ込みはいかがでしたか。
今月いっぱいはまだ大丈夫かもしれないので、行かれてみてはいかがでしょうか。