以前にも書きましたが、私は、地上波やケーブルテレビで釣り番組をよく観ます。
最近、なんとなく釣り番組の種類が増えたようですね。また、同じ番組を千葉テレビでもTVKでも埼玉テレビでもやっているので、ダブリも多く、録っては消しで結構忙しくなりました。(笑)
私の好みで恐縮ですが、クロダイ釣りを一番楽しく伝えてくれるのは、TV番組「フィッシング倶楽部」の島田細香さんと南康史さんのペアです。相手に合わせて気持ちよく釣りをしてもらいながら、視聴者のことも考えてしっかり番組を進行させる島田さん。素朴でのんびり明るく方言丸出しながら円錐ウキでクロダイを次々と釣り上げる南さん。観ていて気持ちを和ませてくれる名コンビですよ。
さて、釣り番組と言えば老舗の「Theフィッシング」などがありますが、この番組を含めて、最近釣り好きの視聴者のひとりとして、ちょっと残念なのは、カメラワーク。ドローンを駆使して、釣り場の全景を収めるなどの工夫はあるものの、物足りなさが残ります。
それは何故なのか。
観ていてあまり勉強にならないからです。
我々が観たいのは、釣り人のやや後ろから格好よくアワセてポーズを決めるところとか、遠近法を利用して釣れた魚を大きく見せるところではないからです。
観たいのは、仕掛けの操作です。
誘いの入れ方やアタリの取り方、なぜココにコマセを入れてそこに仕掛けを入れるのか、アワセのタイミングをどこで見極めるのかなどの、より技術的なところだからです。
釣りがより上手くなりたいと思う釣り人って、そこら辺のテクニックこそ伝授してもらいたいと思っているのではないでしょうか。
もちろん視聴者には見たこともない磯場の美しい景色や、バッと釣り上げる爽快感を求める人もいるでしょうが、それだけだったり、はたまた釣りガールで視聴率の底上げを図ったりするような番組ばかりだと、ちょっと。
制作会社の方々には、是非、本格的なプロならではのテクニックを我々素人に教えていただけるような番組をつくっていただけると有り難いと思います。
あと、蛇足ながら、どの釣り番組も同じようなノリのやかましい音楽、そろそろ見直してほしいと思うのは私だけかな。それより、その場の波の音、トンビやカモメの鳴き声など、自然を感じさせてほしいです。
文句多すぎでしょうか。(笑)