房総半島でクロダイを釣りたい人のためのブログ

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地磯での釣りを楽しむために

これまでのブログでもいくつかご紹介した通り、私は地磯釣りを始めてから今日に至るまでの間に、程度の差こそあれ、ハッとするようなこと、後々冷や汗が出てくるような経験をいくつかしてきました。

 

地磯での海釣りは、夢があり、キレイな景色で私たち釣り師の心を和ませてくれたり、嫌なことを忘れさせてくれますが、一方で、非情にそして簡単に、私たちの命を奪うこともあるということを忘れてはならないと思います。

 

そこで、今回は、私がいつも注意している、磯釣りの為の5つの注意事項をご紹介しますね。

 

① 沖に背を向けない。これは言い伝えのように言われていることなので、皆さんもご存じと思います。どんなに大丈夫そうに見えても、波の周期によって、何回かに一度は磯を洗うような高波が来ます。特に、釣り場に入ってポイントを決めるとき、その場所が濡れていたら、波を被る場所であるということなので、場所を変えましょう。

 

② 磯の上を走らない。磯の上はゴツゴツとしていて、靴底が引っ掛かりやすく、非常に危険です。濡れていたりしたらとても滑りやすくなり、転んだ勢いで頭を打つ危険性もあります。冬場は磯一面に海苔が張っていることがありますが、そこは超危険地帯と思ってください。

 

③ 磯の上を歩くときは、必ず足元から先をよく見ながら進む。既に書いたような磯場の起伏や滑りやすさの他に、場所によっては、昔の名残で、磯場にイケスが掘ってあるところがあります。単独で釣行してそんなところにハマったら、助けてくれる人もいないので、命を落としてしまう可能性があります。

 

④ 足元が不安定なところでは、釣り座を構えない。特に、高波が来たときに後ろに下がるなどの避難か出来ないような場所は危険です。海に向かって低くなるスロープ状の磯も危険です。

 

⑤ 日差しからの逃げ場がないような釣り場はできるだけ避ける。真夏など、鉄板焼の鉄板の上にいるようなものなので、熱中症にすぐにかかってしまいます。また、夢中で釣りをしているうちに、気が付いたら磯場自体が水没して帰れなくなる場合もあるので、注意しましょうね。

 

蛇足ですが、以前、せっかく捕れた魚をスカリ(海中で魚を生かしておくための網)に入れておいたら、いつの間にかウツボに網を破られて喰われてしまったことがあったので、ご注意を。

 

これだけ気を付けておけば、快適な釣りを楽しむことが出来ると思います。